沖縄県立芸術大学

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2013年6月1日土曜日

フィレンツェ美術大学 エドアルド・マラジージ先生特別講演

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平成25(2013)年度 沖縄県立芸術大学 国際交流招へい事業 第1回
フィレンツェ美術大学 エドアルド・マラジージ先生特別講演会

フィレンツェ美術大学デザイン正教授マラジージ先生をお呼びして、先生の活動やフィレンツェ美術大学についてご紹介いただきます。

先生は、再生素材や食べものを使ったサイト・スペシフィックなアート・プロジェクトを長年手がけています。またアートとデザインの関係についてのワークショップを東京、ミュンスター、ハバナ、ルガーノ、ソウル、リスボン、ボストン、フライブルク、ニューカッスル・アポン・タイン、ソフィア、カブール、プリシュティナ(コソボ)、カイロなどで行いました。

たとえば、バルセロナでは、イスラエルとパレスティナを隔てるコンクリートの壁を米の一キロ入り真空パッケージをブロックのように使って再現するプロジェクトが進行中です。このプロジェクトのメッセージは「『国境』や『境界』は食べられて(消費されて)しまわねばならない」ということです。この米はプロジェクトが終るとパレスティナの子供たちに送られます。物資は必要な場所に必要なものを送ることが大切です。別のプロジェクトで使われる米はアフリカに送られますが、そこに送るのに最も相応しい種類を選びました。

また、イタリアのサルデーニャ島のプーラというところでは、海から拾ったゴミを材料にして、サルデーニャでよく採れる魚、ボラを作りました。捨てるゴミなんて本当は存在しないのです。沖縄でも再生素材を使って美しい海の象徴、ジュゴンを作ろうと思っています。そして沖縄の海から、福島の原発事故で汚染された海にも思いを馳せたいと思います。アートとデザインを通して、現代の物質文明を見直し、ものや環境との関係における新しい地平を築くための鍵を捜しましょう。

講師
エドアルド・マラジージ先生〈Dr. Eduardo Malagigi〉
(フィレンツェ美術大学〈Florence Academy of Art, School of fine arts Italy〉)
日時
平成25年6月14日(金)18:00開講 20:00閉講
会場
沖縄県立芸術大学(首里当蔵キャンパス) 大講義室
入場
入場料無料
主催
沖縄県立芸術大学国際交流委員会
その他
講演会後懇親会を予定しています
  • 駐車場がございませんので、公共の交通機関をご利用の上ご来場ください
講師プロフィール

エドアルド・マラジージ
フィレンツェ美術大学デザイン正教授。ルーマニア「緊急事態にある子供たち」協会のアート・ディレクターを務めた。アフガニスタン現代芸術センター(CCAA)の試問委員会メンバー。
お問い合わせ

芸術学学科室

電話
098-882-5070
インターネット
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沖縄県立博物館・美術館との共同プロジェクト
ワークショッップ「海から来たおともだち ジュゴン変身計画!」

廃材×アート=○△□ 海に落ちている廃材がカラフルなお花になるよ◎ 花をかざって美しい海のような素敵なジュゴンに変身させよう!

日程
6月15日(土) 13:00〜14:00 ゴミ拾い[安謝緑地湖岸沿い](申込不要/現地集合・解散/雨天中止)
15:00〜17:00 ワークショップ(沖縄県立博物館・美術館正面玄関横/申込不要/時間内随時受付)
主催
沖縄県立博物館・美術館/沖縄県立芸術大学国際交流委員会
後援
イタリア文化会館イタリア文化会館
ワークショップに関するお問い合わせ

沖縄県立博物館・美術館(電話: 098-941-8200)