沖縄県立芸術大学

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2014年8月21日木曜日

露光研究発表会2014

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露光研究発表会2014

「露光研究発表会2014」(以下、露光研)は、表象、イメージ、芸術などの分野を主な対象とした若手中心の研究発表会です。南国の強い陽射しのもとでディシプリンや地域の境界を消失させつつ、各自の研究成果を「露光」・「定着」させることを意図して、命名されたものです。

プログラムから見て取れるとおり、大学院生から、研究員、大学教員にいたる若手の研究者たちが全国各地から沖縄に集結し、各自の研究成果を披露し議論し合います。研究対象は、美術史や美学に止まらず、写真や公告、テレビ放送などをも含めた広義の「イメージ」です。

露光研は特定の学会の存在や流儀を前提といたしません。また、緩やかに関連すると思われるであろう諸分野に属する若手研究者たちが自らの研究成果を披露し、さらに世代や専門を超えて率直に熱い議論が行われる場となることを願っております。

沖縄県内でこのような研究会が開かれることは、極めて貴重なことであると言えます。来聴歓迎いたしますので、ご関心をお持ちの皆様、ご来場いただければ幸いです。

 
日時
平成26(2014)年9月6日(土)〜8日(月)
会場
沖縄県立芸術大学 首里当蔵キャンパス 一般教育棟3F大講義室
入場料
無料(来聴歓迎)
企画
露光研究発表会2014実行委員会
プログラム
第一日目 9月6日(土)
10:00 開場:受付開始 10:30 挨拶
◎研究発表(発表30分、質疑10分)
10:40~ 黒田清輝《野辺》について ──草むらに横たわる裸婦像の系譜── 清水友美(成城大学)
11:20~ 映像における身体イメージの拡がり ──アピチャッポン・ウィーラセタクンの諸作品における光と影をめぐって── 中村紀彦(神戸大学)
12:00~13:30 (昼食)
13:30〜 21世紀の東京における記念建造物の可能性 ──塔と都市── 天内大樹(静岡文化芸術大学)
14:10〜 1988年の巨大な遊技空間 ──写真史の区切りについて── 田川莉那(京都市立芸術大学)
14:50〜 ゴードン・マッタ=クラークの写真作品に関する一考察  ──異なる場における作品比較を中心に── 居村匠(神戸大学)
15:30〜15:50 (休憩)
15:50〜 壁とページ ──エリ・リシツキーの制作をめぐって── 河村彩(日本学術振興会)
16:30〜 日本近代における南洋の表象 ──女性像を中心に── 大城さゆり(沖縄県立芸術大学)
第二日目 9月7日(日)
10:00〜 「芸術作品は非現実的なものである」というテーゼについて  ──初期サルトルにおける芸術作品の存在論的身分と美的経験論── 森功次(日本学術振興会)
10:40~ 博覧会から展覧会へ ──写真家のための写真展覧会と「絵画的写真」の形成── 遠藤みゆき(早稲田大学)
11:20~ 写真アルバム試論 ──語りの「場」としてのアルバム── 安田和弘(早稲田大学)
12:00~13:30 (昼食)
13:30〜 『ku:nel』的地域文化誌が見せる「ライフスタイル」考 阿部純(福山大学)
14:10〜 19世紀ドイツのアルブレヒト・デューラー受容における、作品の位置づけ ──ヘルマン・グリムの芸術論から── 三井麻央(岡山大学)
14:50〜 ゴードン・マッタ=クラークの写真作品に関する一考察  ──異なる場における作品比較を中心に── 居村匠(神戸大学)
14:50〜15:00 (休憩)
15:00〜 八月の光 ──東松照明と長崎── 林田新(京都市立芸術大学)
15:40〜 第二次世界大戦後のアメリカにおけるルネ・マグリットの受容 ──芸術家と依頼主の関係を背景として── 利根川由奈(京都大学)
16:20〜17:30 (懇親会参加者は各自移動)
17:30〜20:00 ◎懇親会・ビーチパーティ(※悪天候の場合変更あり) 於 宜野湾市トロピカルビーチ
第三日目 9月8日(月)
10:00〜 1920-30年代の精神疾患流行と古賀春江《涯しなき逃避》をめぐって 高橋愛子(東京工業大学)
10:40~ 作業療法における造形活動 ──作品から見える活動の意義── 照屋盛之(沖縄リハビリテーション福祉学院)
11:20~ 『あまちゃん』のデザインと「稚拙さ」の居場所 加島卓(東海大学)
お問い合わせ

露光研究発表会2014実行委員会

電話
098-882-5070
メール
rokouken2014@outlook.jp
ホームページ
http://rokouken2014.wordpress.com/