“新生”音楽学部にちなみ、今回は、沖縄文化コースの情報(その1)についてお伝えいたします。
卒業したら、どのような就職に就けるのか?はたまたどんなことを学ぶのか、それに伴う入試対策は?大まかなイメージをお知らせいたします。
就職について
- Q.就職の見通しは?
- A.プロデュース関係を中心に、舞台や行政、マスコミ、観光関連産業などの分野での活躍が期待されます。これまでにも、音楽学や琉球芸能の卒業生は、放送局ディレクター、広報紙編集者、舞台制作会社スタッフ、IT企業(音楽配信)、劇場運営の財団職員、ホテルマン、旅行ガイド、などの就職実績があります。文化に対する幅広い見識や芸術的な発想が買われているようです。
新設のコースは、音楽(芸能)を多彩に学びながら、しっかり就職の準備もしていくところに、純実技系の専攻とはまた違った特徴があります。 - Q.どんな免許・資格が取れますか?
- A.中学校・高等学校の音楽科の教員免許状が取得できます。沖縄文化コースはリテラシー教育に力を入れているので、採用試験にも強い学生が養成されることになります。教職希望者にとっては有利でしょう。さらに、博物館の学芸員資格も取得可能です。
教育内容について
- Q.主に、どんなことを学ぶのですか?
- A.必ず学ぶ科目は次のような科目です。
- 沖縄の文化、伝統音楽や舞踊、現代の芸能についての知識を学びます。
- 三線音楽か、琉球舞踊のいずれかの実技を学びます。
- アートマネジメント、舞台を作る技術や、社会全体にプロデュースしていく方法について学びます。
- 4年間の集大成として、舞台作りのプランを立てること、新しい舞台作品を作ること、または、音楽文化について研究して論文にまとめることの何れかに取り組みます。
- Q.他に、どんなことを学ぶのですか?
- A.自由に学べる特徴的な科目は次のような科目です。
- 日本やアジアの音楽についての幅広い知識が得られます
- インドネシアのカムランや日本の雅楽の演奏、また、その他の西洋、琉球の楽器演奏が学べます。
- ポピュラー音楽の理論、琉球古典音楽や組踊の新たな創作理論が学べます。
- 島々に伝わる民俗芸能を探索します。
入試について
- Q.小論文では何が必要ですか?
- A.音楽と人間や文化との関係に興味をもって考えることができることが大切です。いろいろな本を読んだ経験、いろいろな音楽(クラシック、ポップス、アジアの音楽)を聴いた経験、コンサートに行った経験、舞台で演奏した経験があると、小論文を書くときに役立つと思います。自分の言葉で800字くらいにまとめられる練習をすると良いです。オープンキャンパスや音楽講習会などで指導を行っていますので、利用して下さい。
- Q.楽典はどんな準備が必要ですか?
- A.音楽大学を受験するような準備は必要ありません。楽譜の読み方を中心に、中学校の教科書に書かれている程度の知識で解答できる内容が中心です。
- Q.実技は何をすればよいですか?
- A.音楽(舞踊)に親しんでいることを求めていますので、種目の条件や課題曲はありません。自由です。何か音楽(舞踊)の演奏・演技をしてください。
お問い合わせ
教務学生課
- 住所
- 〒903-8602 沖縄県那覇市首里当蔵町1-4
- 電話
- 098-882-5080
- インターネット
- お問い合わせフォーム