平成28年度 沖縄県立芸術大学ハワイ教育研究交流事業概要
【趣旨】
平成27年度沖縄県と米国ハワイ州姉妹提携30周年を背景に、平成28年度から5か年計画で、ハワイ大学、東西センターなどハワイ州の学術機関等との交流事業をハワイ沖縄連合会の支援を受けて展開します。初年度となる平成28年度は、沖縄県立芸術大学開学30周年事業の一環とします。
【本年度事業内容】
1.ハワイ大学マノア校との交流協定(MOU)締結
2016年8月17日付で、沖縄県立芸術大学との交流協定をハワイ大学マノア校学長・ロバート・ブレイ-ヴローマンRobert Bley-Vroman博士が調印しました。
2.東西センターとの共催によるイベント「綾虹―芸大のお宝展 in ハワイ―」
2016年9月25日~2017年1月9日 於:東西センター(ホノルル市)
県立芸大として初めて、所蔵品や教員による作品を海外でお披露目します。
東西センターは、米国、アジア、太平洋地域の教育研究を通しての相互理解のために1960年アメリカ議会が設立しました。文化活動を推進するとともに、これまで多くの沖縄県からのハワイ留学生を支援してきました。
イベントでは、ハワイ沖縄連合会のご協力により、ハワイに所在する工芸品・琉球楽器・獅子が展示されます。また、あわせて、着物類11点(琉球芸能専攻)、陶磁器5点(芸術資料館)、工芸作品10点(工芸専攻)、石垣市他の民俗芸能の仮面6点とその写真・映像資料(付属研究所)等、ハワイの人々の目に触れることがなかった貴重な作品が沖縄から持ち込まれます。
3.東西センターとの共催による琉球芸能公演「綾虹の踊り」&琉球芸能ワークショップ
2016年9月20日~23日 於:ハワイ大学ヒロ校・カヒルの学校等(ハワイ島)
2016年9月24日・25日 於:ハワイ大学マノア校音楽学部オービス講堂(ホノルル市)
琉球古典芸能の代表的な演目をはじめ、イベントに関係する民俗芸能(ダートゥーダー、獅子舞)、創作舞踊をハワイ大学等教育研究機関の会場で披露し、その魅力を伝えるとともに沖縄への理解を深めることを目的とします。
4.工芸ワークショップ
2016年10月29日~30日 於:東西センター
県立芸大の講師陣による紅型教室、織物教室、陶芸教室が行われます。対象年齢は10歳以上とし、沖縄の工芸の基礎を学ぶ機会を提供します。
5.沖縄学・しまくとぅば研究交流
年度内を通じて、研究者間での情報交換と学術交流を行っていきます。
【プロジェクト・メンバー】
本事業は、下記のプロジェクト・メンバーが中心となって企画立案し、沖縄県立芸大教職員学生が一丸となって事業に取り組みます。
顧問:波照間永吉 音楽芸能部門:○比嘉いずみ 小西潤子
美術工芸部門:○仲本賢 森達也 花城美弥子 沖縄文化部門:○麻生伸一 鈴木耕太
総括:小西潤子 翻訳&コーディネート:ダーシー儀保
事務局:総務課 富永一也 前川守秀
(文責:同プロジェクト総括 小西潤子)
お問い合わせ
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