芸術学専攻 第3回特別講座「安冨 歩氏 フリートーク」
聞き手 与那覇 大智氏
安冨氏は、専門の経済学以外にも非常に多面的な研究をされています。
原発事故以降、日本のエスタブリッシュメントの極めて不誠実な言語の運用を「東大話法」と名付け、言語の歪みがいかに魂の歪みを反映しているのかを明らかにされてきました。特に最近は自らの女性性に気付き、女性装をしていく中で、東大教授というエスタブリッシュメントでありながら小数者が受けるハラスメントを実感され、ハラスメントを行う側の心理について分析されています。
また、共同研究者の深尾葉子阪大准教授と進めている「魂の脱植民地化」では、他者の地平を生きてしまっている(植民地化された)魂を、いかに自らの地平に取り戻していくのか(脱植民地化)について研究されています。
安冨氏は芸術にも造詣が深く、ここ数年、自ら絵を描き、音楽活動もされています。また、マイケル・ジャクソンの楽曲から彼の思想の奥深さに迫ったり、クラシック音楽の独創的な解読なども行っています。
氏の芸術への考えを中心に、多様性を受け入れながら私自身を生きる。それを妨げるものは何か。絵や音楽とのかかわりについて、など多岐にわたってお話を伺います。
- 日時
- 2016年11月25日(金)19:00〜20:30
- 会場
- 沖縄県立芸術大学 一般教育棟3階 大講義室(首里当蔵キャンパス)
- 入場料
- 無料
- 主催:沖縄県立芸術大学美術工芸学部芸術学専攻
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美術工芸学部 芸術学専攻学科室
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