沖縄県立芸術大学

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2016年12月1日木曜日

ハワイ大学等交流事業 レポート【4】工芸ワークショップ

沖縄県立芸術大学国際交流
東西センタ―およびハワイ大学ヒロ校・マノア校連携事業
2016年10月28日(金)〜11月1日(火)(現地時間)
レポート【4】 工芸ワークショップ

本事業の一環として、沖縄県立芸術大学工芸ワークショップチームは上記期間にハワイに滞在し、東西センターにおいて「紅型」「織物」「陶芸」のワークショップを開催しました。今回はレポート【4】として、ワークショップの様子をご紹介します。
1.開催日時(いずれも於:東西センターギャラリー)
10月29日(土)
  1. 10:00~12:00
  2. 13:00〜15:00
10月30日(日)
  1. 10:00~12:00
  2. 13:00〜15:00(陶芸のみ)
2.参加者
沖縄県立芸術大学スタッフチーム
仲本賢教授、花城美弥子准教授
紅型・ワークショップ講師
名護朝和准教授、赤嶺知咲(OB・事務補助員)
織物・ワークショップ講師
柳悦州教授、花城美弥子准教授、小野さやこ(OB・非常勤講師)
陶芸ワークショップ講師
田里博教授、金城彩子(OB・非常勤講師)
東西センタースタッフ
Reynolds Anna、Laupola Jenmen、Michael Schuster(Curator)
通訳
Vince M. Okada、Sayaka Sakuma、Rika Inamine、Mei Miyagi
3.ワークショップの概要

10月28日(土)29日(日)の2日間、工芸ワークショップチームは、 東西センターの実習室及び中庭において「紅型」、「織物」、「陶芸」のワークショップを開催しました。
参加者は紅型15名、織物17名(3クラス)、陶芸15名で、地元の方や県系人、ハワイ大学関係者の方が受講しました。

紅型

写真1:「紅型」テキスト

写真2:作業工程の説明

写真3:「紅型」染色

写真4:「紅型」染色

写真5:染色

写真6:仕上げ

染色は、配色、二度刷り、隈取り、墨入れの順に行います。
糊を洗い流して伸子で布を張り乾燥させます。


写真7:作品完成!紅型作品を手に記念写真
織物

写真8:「織物」テキスト

写真9:作業工程説明

写真10:織物・腰機説明

写真11:織物・製織Aクラス

写真12:織物・製織

写真13:織物・製織

写真14:浮織に挑戦!

写真15:作品完成

写真16:Bクラス作品完成

写真17:Cクラス作品完成

腰機を使い紐状の織物制作を体験しました。浮織の技法にも挑戦して、作品をストラップとして仕上げました。

陶芸

写真18:窯の作成

写真19:陶芸作業工程説明

写真20:制作

写真21:制作

写真22:作品

ハワイの土で成形、素焼き、釉薬を使い絵付け、焼成を行い仕上げます。
沖縄から持参した小物にも絵付け、本焼き焼成を行います。


写真23:乾燥

写真24:焼成

写真25:焼成

写真26:焼成

写真27:陶芸ワークショップ受講生と記念写真
4.展覧会ツアーの概要

ワークショップに関連して、10月29日(土)12:30〜13:00に東西センターで開催中の展覧会“AYANUJI 綾虹 Okinawa's traditional culture:past and present"に於いて担当学芸員のMichael Schusterさんによる展覧会ツアーが開催されました。
同展覧会は2017年1月8日まで開催予定。


写真28:展覧会場入口

写真29:Dr.Michael Schuster

展覧会ツアーに参加した方々の熱心に作品を観る姿に、沖縄の工芸に対する関心の高さを伺い知る事が出来ました。沖縄の工芸を深く理解し、丁寧な解説をして頂いた学芸員のMichael Schusterさんに感謝致します。

今回の工芸ワークショップは、関係者のご協力で無事終了する事が出来ました。お世話になった東西センターの皆様に深く感謝申し上げます。


写真30:東西センター・アニーさんと記念写真

文責:ワークショップ担当&准教授 花城美弥子