沖縄県立芸術大学国際交流
東西センタ―およびハワイ大学ヒロ校・マノア校連携事業
2016年9月19日(月)〜28日(水)(現地時間)
レポート【2】 琉球芸能公演
本事業の一環として、沖縄県立芸術大学琉球芸能公演チームは上記期間にハワイに滞在し、各地で公演やイベントを行っています。そのレポート【2】をお届けします。
9月24日(土)19:30~21:30 9月25日(日)16:00~18:30 琉球芸能公演「綾虹ぬ踊い」 ハワイ大学マノア校音楽学部オービス音楽堂
- 琉球芸能チーム
- 小西潤子教授、比嘉いずみ准教授、池宮一(舞台監督)、儀保ダーシー(コーディネート・通訳)、中村知子OB専門員、比嘉一惠OB、糸数成美OB、兼島翔子(博士課程)、和田信一(博士課程)、大城貴幸(博士課程)、山里静香(博士課程)、仲嶺良盛(修士課程)、徳田泰樹(修士課程)、渡嘉敷彩香(3年)、仲宗根杏樹(3年)、伊波瑠依(3年)、高里風花(3年)
- 東西センター芸術プログラム
- Eric Chang, Annie Reynolds
- 沖縄県立芸術大学スタッフチーム
- 比嘉康春学長、慶田喜美男事務局長、平山英樹美術工芸学部長、波照間永吉名誉教授、仲本賢教授、花城美弥子准教授、藤原悠加助手
9月24日(土)、25日(日)の2日間、琉球芸能チームは同じプログラムで公演を行いました。両日とも、多くの県系人が応援に駆けつけてくれました。開演前に並んでいた人からは、「沖縄にいたときにはあまり見なかったけれど、こちらに来てからはなつかしくて、沖縄の芸能を必ず見に来るのよ」というお話を聞きました。
本公演には展示チーム(仲本賢教授、花城美弥子准教授、藤原悠加助手)、比嘉聡教授、波照間永吉名誉教授に加えて、30周年事業を終えて到着した比嘉康春学長、慶田喜美男事務局長、平山英樹美術工芸学部長も駆けつけました。公演のオープニングでは、サプライズで比嘉康春学長、ハワイ大学で三線のクラスを担当しているNorman Kaneshiro先生をはじめ、Brandon Ing さん、Shayna Pak さんが加わって、≪かぎやで風≫を演奏しました(写真3)。
第2部のはじめには、学長が「うちなーぐち」での挨拶を行いました(写真4)。
オリジナルの演目や沖縄県内でもなかなか目にすることのない民俗芸能からなり、観客も興味深そうでした。小浜島での≪ダートゥーダー≫の公演に際しては、特別な許可を得て可能となりました(写真5、6)。
会場内からは演奏に合わせて指笛や拍手が響き、温かい雰囲気に包まれました(写真7、8)。また、演奏会の後には、東西センターが元県費留学生や琉球芸能関係者の方々との交流の機会を設けてくださいました。その場で、東西センターから参加者一人一人に感謝状が授与されました(写真9、10)。関係者の皆様には、こころから感謝します。
9月26日(月)9:00~10:00 10:30~11:30 マノア地区など近隣の小学校生徒らを対象としたミニ公演 於:ハワイ大学マノア校音楽学部オービス音楽堂
- 琉球芸能チーム
- 小西潤子教授、比嘉いずみ准教授、池宮一(舞台監督)、儀保ダーシー(コーディネート・通訳)、中村知子OB専門員、比嘉一惠OB、糸数成美OB、兼島翔子(博士課程)、和田信一(博士課程)、大城貴幸(博士課程)、山里静香(博士課程)、仲嶺良盛(修士課程)、徳田泰樹(修士課程)、渡嘉敷彩香(3年)、仲宗根杏樹(3年)、伊波瑠依(3年)、高里風花(3年)
- 東西センター芸術プログラム
- Eric Chang, Annie Reynolds, Jenmen
ハワイ島カヒル劇場(速報【1】参照)と同様、マノア地区など、近隣の小学校児童や老人施設の利用者を対象とした1時間プログラムのミニ公演を2回行いました。内容は、≪かぎやで風≫≪谷茶前≫≪エークの踊り≫≪黒島口説≫の上演の後、地方学生による楽器紹介、比嘉いずみ准教授による「かちゃーしー」体験です(写真11、12)。とりわけ、2回目の公演では401人収容のオービス音楽堂に393人の児童らが詰め掛けました(写真13)。
文責:プロジェクト・マネージャー&教授 小西 潤子